私は小さい頃からずーっと美容師という仕事に憧れていました。
それは小学生になっても変わらず小学生の時に書いた文集にも美容師になるっていう夢が書かれていました。
中学生になってもその夢は振れずに貫き通しました。
けれど高校3年になった頃お年寄りも好きだから介護士さんもいいなぁ~、でも子供も好きだから保育士もいいなぁ〜、でもピアノまたやらなきゃいけないのかやだなぁと色々と悩むようになりました。
部活もクラスも同じで仲良かった子も保育士になりたいけど美容系も気になるといって悩んでいた子とも進路の話しを毎日のようにしていました。

あまりにも悩みすぎて何が何だか分からなくなって来た時に友達とオープンキャンパスに行くことになりとりあえず2つの美容学校の見学に行きました。
1つは県外の学校でわりかし駅からも近く家からも新幹線1本で通えるところで雰囲気も通ってる学生さん達が明るくてすごく楽しそうで生き生きして学校生活を送っているようでした!
もう1つは県内の学校で家からは1時間以上通うのがかかる学校で電車の乗り継ぎが悪いと田舎なので1時間以上も駅で待ちぼうけてしまう感じでした。
けれどその学校は部活の先輩が通っており、学校もすごくキレイだし何より身近な方から色々話しを聞けるという利点もありましたし、楽しいよとも言ってました。
だけど・・・その学校は校則がとても厳しくて美容学校なのにカラーのトーンが決まっていたり、遅刻を1回でもするとレポートや反省文。
あとは欠席をしただけでもレポート12枚書かなくてはいけなかったのです。
仲のいい友達はもう県内の学校にすると決めていたのでその学校に決めていたようだったのですが、私はあんまり校則厳しいのもやだなぁと思いまよっていました。
なので県外の学校をもう一度見に行くことにし、今度は母と見学にいきました。
母は県外の学校雰囲気もいいし楽しそうでいいじゃないと言ってくれたのですがやっぱりどこか迷いがあって決めきれずにいました。
そんな時当時付き合っていた彼がちょうど県外の学校に進学すると言っていたのでどこなのか聞いてみたら私がどっちをえらんでもいいようにと県内からも近い学校を探してくれて、尚且つ県外の学校もちょうど私が迷っていた学校とほんとに近くて余計に悩んでしまったのですがせっかく彼も県外の学校でわたしのために選んでくれたのだからと思い、わたしは県外の家から通える学校に進学することにしました。
幸い中学時代の友達が通っていた高校の友達がわたしの学校に進学すると仰っていたので一緒に学校に通うことにしました。
学校生活はというとはっきりいうと思い描いていた感じとは結構かけ離れており、尚且つ県外ということで色んな県からも色んな子が来ており美容学校ということでもあってとても個性豊かすぎて馴染めなかったのを覚えています。
それに加え知らない人ばかりで地元の友達も恋しくなってしまい毎日連絡取り合っていたのを覚えています。
それに馴染めないのもあるし個性豊かだし高校のが楽しかったなとか思えてきてしまうこともあり、すごく鬱になっていました。
彼とも頻繁に会ってはいたのですが、彼は大学生でもあり医療系の学校にも行っていたので忙しくそして一人暮らしでやっぱり寂しい部分もあったみたいで2人で泣いたりもしていました。
そんな時に県外の学校に進学した友達と連絡取り合っているうちにその友達と同じ学校に進学すれば良かったと後悔までうまれてきて一時期ほんとに学校を辞めて編入しようかともおもってました。
学校見学にも行ったりもしましたし
親にも散々迷惑をかけてしまって毎日頭を抱え悩ませてしまったこともありました。
周りの友達や知り合いの方にもたくさん相談をして結局辞めないでその学校を頑張って卒業することにしました
2年になりクラス替えもありそのおかげか、学校が少しずつ楽しくなって来ました。
だけどどこかでもの寂しさはありました。
そんな時に彼と喧嘩をしてしまったことがきっかけで
色々あり別れることになってしまいました。
ほんとに毎日ご飯も食べることも眠ることも出来ず
生きてるのも辛くなって来てしまい毎日泣いていました
そんな時助けてくれたのがやっぱり高校時代の友達や中学時代の友達でした。
乗り越えるまでには相当な時間を費やしましたし
それになかなか忘れることが出来ずにいましたが、
でも美容師になるため、そして何がなんでも国試に受かって自分の夢を叶えるんだと自分に言い聞かせ
一日一日が凄く長く感じましたが、自分なりに頑張ってました。
夏休みは就活もあり大変でしたが無事ご縁があり今の職場に就職することが出来ました。
冬休みはとにかく国試の勉強のためにほとんど学校に行ってましたしおそくまで友達と勉強していました。
そのかいがあり国試も自分の最大限の力を発揮することができ、無事合格することが出来ました!
今その職場に務めてこの4月で7年目になりますが、
あの時ほんとに色々諦めなくてよかったと思っています。
それに、この7年ほんとに1人前というかまだ全然ですが、髪を切れるようになるまで自分で言うのもなんですが
物凄い時間もお金も精神も費やしました。
並大抵な努力では程遠くて心が折れることも多々あり、
時には辞めたいと弱音を吐いたこともありました。
けれど職場の人間関係にもすごく恵まれていたおかげで無事にハサミをもって人を切れるようにもなり、
綺麗にも出来るようになりました。
ほんとに諦めなくてよかったです。
それに夢を叶えることが出来てほんとにほんとに嬉しかったです。
これから先色んな人生があると思いますが絶対に自分が努力してきたことは裏切らないのでこの気持ちをそして強い意志を忘れずに持って生きていきます。