10代からずっと憧れていたショップ店員になりたくて、高校を卒業と同時に無事希望の就職先が決まり今でもあの喜びは忘れられません。

入社した当初は、未経験ということもあり慣れないこともたくさん。怒られる毎日、陰口を言われる毎日でとても辛かったのですが、仕事を完璧にして見返してやると燃えていた時期でした。

だんだんと周りのスタッフや店長、社長に認めてもらえることが増えてきた頃、新しい店舗の責任者、つまり店長にならないかと社長に声をかけていただきました。

夢に見た以上の成果を発揮できてわたしはとても嬉しくて毎日、仕事に没頭して数字で結果を出すことを意識していました。

しかし、20代前半になり若いスタッフ達が成長していく中、わたしがいるとしたのスタッフの昇進がないし成長できないのではないか。

年齢と共にショップの洋服がだんだん似合わなくなってきたこと。

これ以上わたしがいても迷惑ではないのかと不安になる日々が続きました。

そんな思いをしながら過ごしていると当時付き合っていた彼からプロポーズ、さらに妊娠をキッカケに退職と転職をしました。

妊娠中は体のことを優先に考えて仕事はしませんでしたが、産後社会復帰するのにどんな仕事がいいか求人誌は毎回チェックしていました。

出産するまでは、年齢にあったアパレル関係の仕事に就きたいという気持ちでいっぱいでしたが出産して育児をすると思ってもいなかった現実にぶつかるのです。

自分が思っていたよりも子育ては大変で、体調をすぐに崩すし保育園の迎えの時間。

仕事をして帰宅したら家事と育児をこなさなければならない現状を知り、自分の体力や子供のことを考えて時間の融通がきかないアパレル関係は無理そうだと実感しました。

その反面、時間の融通がきく仕事は一体何か。ハローワークや知人に相談した結果保険の営業が、子育てしているママさん向けの仕事だと教えてくれました。

今まで営業の仕事なんてしたことがなく、しかも難しそうな保険の仕事。

お客様に求められることが少なく、逆に営業の仕事は人から嫌煙される仕事だと思っていたので転職するのに悩みましたが、時間の融通が効く魅力と福利厚生がしっかりしているところに魅力を感じました。

知人も保険の営業をしていたこともあり、未経験のわたしでも頑張れるかな。

物は試しに、新しい業界にチャレンジするのも人生ありかなと思うようになり営業の仕事に転職を決めました。

最初の1年間はとにかくしんどい思いばかりでした。

保険の知識や一般常識などを身につけるために勉強漬けの毎日です。

さらに営業の能力をつけるために、笑顔の練習や言葉巧みに話し上手になる研修などもたくさん受けて人見知りであがり症のわたしにはとても辛かったことを今でも覚えています。

笑顔が引きつって会話が途中で止まる。

うまく保険の勧誘、新規獲得に繋がらないと怒られることも多々。

だいぶ、営業の仕事を理解したところで担当者が変わったことを、担当エリアのお客様一人一人の自宅へ行き挨拶訪問をしました。

インターホンを鳴らすと出てくれない方もいれば、出てきても勧誘されるのではないかと嫌煙するお客様。

さらにまた担当者が変わったのかと激怒する方、若いのに頑張るねぇと励ましてくれるお客様。

いろんなお客様がいる中、やはり大半の人は嫌煙する態度の方ばかりで軽くうつ病になりかけて育児や家事がままならないこともあり、主人や子供にきつく当たってしまうこともありました。

未経験ということもあって会社内でも、若いからどうせすぐにやめる。契約なんか取ってくれるわけがないと言われる始末で辛かったです。

はやり今まで経験してきたアパレル関係の仕事をしたいと思う日々が続いていましたが現実と夢は違いますね。

子供のことを考え、家族のことを考え、時間の融通が効く会社で今は頑張るしかないと自分に言い聞かせて毎日、泣きそうになりながらも仕事に励みました。

契約が取れなくて結果が出なかったら泣きながら自宅へ帰ることもしばしば。

自分に向いてないかもしれないと追い込みすぎて夜も眠れなく寝不足の日々が、半年ほど続いてわたしの両親も心配していました。

現在、1年以上保険の営業をしていますがだんだんとお客様に認めてもらえることが増えてきました。

最初の頃は、またどうせあなたもやめるんでしょう?と冷たくあしらっていたお客様も「若いのに子育ての仕事も頑張ってるのね」と声をかけてくれたり、新規で契約が取れたりと徐々にですが自分にお客様が付いてきたと実感しています。

どの業界でもそうですが、新たな業界へ転職するのは誰でも不安ですし、自分にできるのか自分の性格にあっているのであろうかと自信がなくなることがあります。

しかし、面接して内定をいただけたのであればそこの会社でとりあえず1年間は頑張ってみようという気持ちで勤務して新たな挑戦だと前向きに考えることがコツだと思います。

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